2021-01-01から1年間の記事一覧

雑記 (2021年下半期に読んだ本)

少し気が早いが読みかけの本はいずれも年をまたぎそうなので、少し早いが恒例の読書記録の2021年下半期版を投稿する。今年の読書で最も自分にとって重要だったのは何よりプルーストの『失われた時を求めて』全14巻なのだが、予復習がてらその前後に関連する…

『失われた時を求めて』

『失われた時を求めて』は大学生のころに一度挫折している。それも第一篇「スワンの家の方へ」の第一部「コンブレー」を読み終えたところで早々に頓挫した。昨年岩波文庫から吉川先生の新訳が出てフェルメールの「デルフトの眺望」をあしらった美しい化粧箱…

雑記(2021年上半期に読んだ本)

小説は今年は『失われた時を求めて』を読み終えるまでは他に手を出さないと決めているので岩波文庫版でコツコツと読み進めている。昔ちくま文庫で挫折したのだが(つまり私の家には『失われた時を求めて』が2セットもある。)、岩波文庫の方は注記がわかりや…

雑記(2020年下半期に読んだ本)

投稿が読書記録ばかりになってしまっているが、この半年で読んだ本のメモ書き。 『会社はこれからどうなるのか』(岩井克人)岩井克人先生といえば『ヴェニスの商人の資本論』が有名だが、そちらは家の書棚になかったので、書棚にあったこちらを読んだ。「会社…